日テレ系 2002/9/23放送

【STAFF】

  • 脚本・・・加藤正人
  • プロデュース・・・今村司・岩間玄
  • 演出・・・近澤駿

【CAST】


よど号ハイジャック事件」、もっと本格的なドラマだと思っていたのに、中途半端に当時の実際の映像や、乗務員や乗客の現在のインタビューなどを折り込んでいたり、CMの入れ方が最悪だったり、なんだかワイドショーの再現VTRみたいな感じだったなあ。どうも犯人側を美化してるような気がしてならなかったし…。まあ実際あの場では、犯人達と乗客の間に妙な一体感みたいなものがあったらしいけどね。ストックホルム症候群ていうの?山村さんは、二十年後ぐらいに次女に殺されちゃったのよね。

しかし今や「犯人役ならオマカセ!」の仲村トオル。ゆるゆるのドラマを、彼一人で引き締めてたわー。後半どんどん声が枯れてくのも迫力あったし。田宮高麿って当時27歳ぐらいのはずだから、実年齢と10歳ぐらい違うんだけど、それほど違和感なかった…と感心してたら、乗客を解放するところでいきなり詩吟をうなり出したので、「トオルちゃん、それだけはダメっっ!!」と焦りました。「新宿純愛物語」の悪夢が…。でも詩吟なんでそれほどヘタさはバレなかったね。それよりその後の本田博太郎北京原人)の方がひどかったし。

ところで常々疑問に思ってたんだけど、仲村トオルを始めとして、このドラマに出てた別所哲也鶴見辰吾って絶対ぜぇーったい、いっつもエリートの役だよね!トオルちゃんは犯人か不倫夫、ベッシーは婚約者を横取りされる役、ていう決まり(?)もあるんだけど。でもまあこの二人はせいぜいエリート商社マンぐらいか。鶴見辰吾ともなると、大抵医者か政治家か弁護士か青年社長だもんなー。彼が貧乏な役やってるのって、ここ最近じゃカバチタレ!のDV夫(小料理屋の板前)ぐらいしか見たことないよ。そう言えば「金八先生」でも、いいとこのぼっちゃん役だったなあ。でも確か昔、覚醒剤で逮捕されたよね?あと未だに杉田かおると仲良しらしいし、案外本人はDQN系なのではないだろーか。この三人の共通点て、背が高いって事ぐらいなんだけどなあ。ベッシーは英語ができるから、この役に抜擢されたんかな。(大した英語使ってなかったけど…)