#11

気づいたらもう最終回だったのね。ここんとこずっと見逃したり、全部見られなかったりが続いてたんで、昨日は真剣に見ましたよ。で、真剣に見てないとよくわかんない最終回でした。登場人物が一人ずつカメラに向かって回想を独白する、という形式。そんでその回想が、それぞれの視点からの思い込み入りまくりなので、結局どれが本当なのかはわからない、という。それが一番わかりやすかったのが、えなりが真鍋かをりに告白するシーンね。四人の回想で、四人ともセリフが違う!最初「四回告白したのかなー」なんて思ってたんだけども、あれって結局それぞれの記憶があやふやで(他人事だし)、えなりは本当は一回しか告白してないんだよね?ラ王が「エイジの父親が誘拐犯だった」って言った後に、阿部ちゃんと小雪が「違います」と否定してたので、やっと気づきました。うーむ。

となると、一番謎なのがラ王がふじっきーに抱きついてたシーン。あれは藤木の回想=藤木の中では、「オーナーは僕に気がある」って事になってるってわけ?でもその後ラ王は彼女にせがまれてイタメシ屋オープンした、とか言ってるし、本当は違うんだよね?ふじっきーの女嫌いは過去の失恋のせい、っていうので、「じゃあ色んな店をクビになったのはどういう理由よ?やたらじーっと見つめるのは何よ?タッキーに『君は平気なんだね』つってたのは何なのよ?」と思ってたら、つまり「僕は自覚がないのに、周りの男に好かれちゃうんだよね」ってこと?おいおい、確か女嫌いの理由も、「自分に気があるんじゃないかと思うと避けてしまう」とかなんとかじゃなかったっけ?なんちゅうナルっぷり!これって藤木直人そのものなんじゃ…。そういやこないだMステでは角松敏生ヘアーじゃなかったなあ。ますますニセ福山みたいになってた。これでこの髪型も見納めなのかしら。でもやっぱ引きの絵で全身映るとかっこいいんだよねえ。だんだん憎めなくなってきたかなあ。嫌いの反動で、ちょっと惚れそうになってる自分がいたりして…。キムタクの時と同じパターンだ。いや、それは多分ないけど。

で、ですねえ。私的には結構面白かったんですよ、この最終回。あのテロップが小説の見出しになってるのとか、ちょっと感心しちゃった。「最初からこんなノリだったら絶対毎週見たのにー」とすら思って。実はこないだ原作買ったんですが、原作読んで改めて「なんだ、結構ドラマ面白いじゃん。原作に忠実じゃん。」て思ってたとこなのよ。でも終わった後ネット繋げたら、どこでも大不評の嵐!でびっくり。そんなにダメだった?あまり期待しないでいい加減に見てたから良かったのかなあ。うーん、なんかこれって前にもあったような…。あ、そうだ、SOSの最終回だ。そういやあれもタッキー主演だったね。でもタッキーはあの頃から比べると、カツゼツ良くなってたよ。一人芝居のところ、ちゃんとセリフ聞き取れたもん。てことでめでたしめでたし。(なのかー?)