#12

「ハッピーエンド」なんてタイトルなもんだから、多分逆にみんなが戻れるなんて事はないんだろうなあとは思ってたんですけど。まさか三崎さん(常盤ちゃん)が死ぬとは思わなかったなあ。ていうかあれ殺す意味あった?でまあ見終わった後、私の頭の上には思い切り?マークがついてたんですけど…。一応私の解釈としては、三崎さんが藤沢(妻夫木君)に会いに行くシーンは、念力?みたいな感じよね。もうそれぐらいじゃ驚かないわい。で、浅見(窪塚君)が昔のままの学校に戻って、三崎さんを抱きしめるっていうシーンは、浅見の妄想。結局手紙は浅見と三崎さんが出会った日に送られて、その断片を見た浅見は、甘栗ババアにカバンと携帯を盗まれずに済み、三崎さんに連絡しておつきあいが始まったと。んでも浅見が最後「はっ」と気づいた時は、確かみんなまだあの未来の校庭にいたので、やっぱりその後学校は漂流しちゃったらしいけど、砂漠は草原に変わってたぞと。でも街はなくなってたし、結局世界は滅びたってことよね。で、そのほんのちょっと変わった未来で、みんなは生きていくのだ、と。

でもその後ネットとか見たら、人によって解釈が色々なので頭こんがらがっちゃってー。確かに最後の緑のシーンだけ、唐突というか取ってつけたような感じなのよね。でもこれって山下達郎の主題歌の歌詞でしょ?「突然こんな砂漠の町が南のオアシスに変わる」っていう。多分ラストはこれにしようっていうのだけは、最初から決まってたんだと思うのよね。最初思いついた時には「これだ!」とか思ったんだろうけど…。なんかそれがちょっとちぐはぐに感じてしまいました。

とりあえず漂流教室を9時台のドラマにしようっていう意気込みは買います。ただその意気込みを、もっとちゃんと貫いて欲しかったな。中途半端に恋愛絡ませたり、出演者の演技が「自然体」すぎたりしたのは残念。そのせいで全然緊張感がなくなっちゃったし。窪塚君はこのドラマ、絶対出なかった方が良かったと思うよ…。大してうまくもないじゃんってバレちゃったもん。今までは一人で浮いてるってのがプラスの方向に働いてたけど、今回はマイナスだったよね。最後まで違和感が拭えませんでした。ま、なんだかんだと言って最後まで見てしまったし、楽しませてもらったから良しとするかな。寛大だなー私って。