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はぁ…終わっちゃったねぇ…。ちょっと見る前の予想とは違った感じでした。ここ数作のスペシャルで「暗すぎる」「泣かせ方があざとい」「簡単に重要人物を殺しすぎる」という批判が多く、それを素直に反映させたのかどうか、笑いのシーンが非常に多かった。最後もハッピーエンドだったしね。あと本来なら純はシュウと結婚するのが自然だったはず。これも宮沢りえが「北の国から」に合わないという意見をふまえての事?「さあ泣くぞぉー」と思い切り身構えてた人には、ちょっと拍子抜けだったかもしれないね。でも私は結構好きかも、これ。
今回は前編は田中邦衛、後編は唐十郎のワンマンショーって感じ。とにかく色んな邦衛が堪能できて、非常に満足です。トドが流氷に乗って帰ってくる所は鳥肌立ちました。ドボルザークかよ!朝焼けの中、見渡す限りの流氷の絵は素晴らしかった。実生活で奥さんを癌で亡くしたチィチィの熱演も含め、今回はオヤジ達が主役、世のおじさん達も、これ見て「オヤジだって格好いいんだぞ!」って元気が出たんじゃないでしょうか。
私は連ドラの時から、純のずるさ、弱さ、卑怯さに惹かれ、自分に重ねて見てた部分があったので、「もう逃げない」と大人になってしまった純を嬉しく思うのと同時に、なぜか少し寂しくなったりもしました。孫にメロメロになる五郎さんを見て、このまま結婚する気もない自分は親不孝だなあと、ちょっと申し訳なくなった。快君は3歳とは思えない演技力でしたね。演技力っていうか、あの年であそこまで言われた通りに動き、セリフを言うのって凄くない?さすが中嶋朋子の実の息子。草太兄ちゃんはあんな風に出てくるなら、前回殺す必要なかったのになあ。つーか牧場の借金を純と正吉だけがかぶらなきゃいけないのって、すごく理不尽だ。そういえば「愛なんていらねえよ、夏」では、ホストのレイジが7億の借金を、わずか一週間ばかりで女達からかき集めてしまってました。たった1500万の借金を、40年かけて返さなきゃいけない純とのなんたる違い…。
今回初めて見て興味を持ったという方は、ぜひ連ドラシリーズを見てください。多分ビデオ屋でも貸し出し中ばっかだと思うけどね。今日はドキュメントがありますね。素の邦衛が見れるかと思うと、また楽しみであり…。
胃カメラ邦衛
CTスキャン邦衛
お花畑でかくれんぼ邦衛
結が来た途端雑誌読んだフリする邦衛
たまちゃん
個人的に一番泣けた、三沢のじいさん。回想シーンでは元気でしゃっきりしてるのが、余計泣けた…。
結は(「初恋」時の)れいちゃん再び!なキャラだと思う。内田有紀は意外にも良かったけど、この舌ペロリはオッサンの考える「かわいい娘」という気が…。