#11「想像もできない結末…」

さてさて、三ヶ月間たっぷり楽しませて頂いたこのドラマも最終回。内舘ドラマのお決まりとして、「最終回は皆改心してなあなあで終わる」というのがありますので、見る前からなんとなく予想はついてました。全然「想像もつかない…」じゃないじゃん。あれほど毎回盛り上げてくれたBGMの数々、今回は意識してずっと流さなかったでしょ。んーちょっと出し惜しみしすぎだったんじゃないかなあ。それに梓一人が最終回まで気を吐いてくれたけど、次郎と亜沙美がおとなしすぎて、ちとがっかり。もうひと暴れして欲しかったなあ。

家族の前で、「千華子浮いてたから友達に紹介できなくて、つい『いとこの社会見学』とか言っちゃって…」ってそこまで言わんでいい謙吾!卓「姉ちゃん別れろ!こいつダメ!」その通り!謙吾は千華子のどこが好きなの?

サボテンに自分の指を刺し、血をチュウチュウ吸う梓。目が逝ってる…。
「亜沙美ちゃん、社会に出るとわかるわ。何の力もとりえもない男女には、年齢と共に社会は水をくれなくなるの。ちょっと水をやれば元気になって、また青々としてくるのによ。こんなにカラカラだって花を咲かせるわよ。それでも水をもらえなくてもカラカラしながら一生懸命生きるのよね。水のないところで、自分の命守るだけで精一杯だから、見てくれは悪くなって、カラカラシワシワで、棘ばかり立てて。完全に死んではいないから、社会は捨てるに捨てられず、力をつけるにも、男を見つけるにももう手遅れ。他人の幸せぶちこわしたくもなるわよ。」
梓は牧子のイタコ状態。

なんと、千華子はこんな本を読んでいた!あんた面白すぎ!

絶妙な姥捨て山プロジェクトチームの皆様。デブ子も良いが、手前のオバサンのひざ掛け、紫ソックス、便所サンダルのコンボには参りました。

今期ドラマの助演女優賞は、誰が何と言おうと麻生祐未で決まり!

「力をつける」と言いつつ、サボテンに水をあげてるだけ?サボテンて水あげすぎると腐るよね。

なぜか最後は舞台調。というかエヴァ

ていうかさー、ちょっと花枝だけいい思いしすぎじゃない?伊崎とは秘密の部屋も借りて関係は続き、家族の世話からは解放されて、マンション売ったお金も半分もらっちゃって。お父さん慰謝料請求してもいいぐらいなのに!あまりにもあっさり家族離散しちゃって、「たまにはクラス会しようよ」って、いかにも団塊の世代らしいなあ。現実はそんなに自分の事だけ考えてられないと思うけど。しきりに「力をつける」という言葉が出て来ますが、牧子の言う「力をつける」ってどういう意味なんだろ。横綱審議委員になって、大学院に行くって事かな…。