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やっぱすんげー暗い…このドラマ。就職活動のシーンは、「ふぞろい」チックですね。でもね、冷静に考えると「みんなまだ若いんだし、健康でルックスもそこそこいいってのに、そこまで落ち込むか?」って気はするし、はっきり言ってあの三人に共感はできないんだけども、なぜか引きつけられちゃう。「この続きが見てみたい」って思わすのがうまいっていうのかな。これは毎週見ようっと。よく考えたら剛君のドラマを最後まで見るのって(まだ見てないけど)、「人間・失格」以来かもしれん。

暗い若者三人組に対して、大人達はみんな明るいんだよね。野村宏伸は暗いけど。でもよく考えたら、大人達の方が状況的にはつらかったりするんじゃないの?田辺誠一も「自殺するなら君達の年齢がベストなのかもな」とか言ってたし。特に国仲涼子なんて、たかだか一回大学落ちたぐらいで、なぜそこまで落ちぶれなきゃいけないのか良くわからん。それまでよっぽど自信過剰だったって事なのかなあ。あの会社がそんなにイヤなら、転職すりゃあいいじゃん。満足できる会社に就職できるよう、勉強するなりすりゃあいいじゃん。そりゃあ自分から何もしようとしなきゃ、これから一生いいことなんてないだろうさ。棚ボタずっと待ち続けてたってねえ。しかし同じ事務職でも、もっとマシなとこはいくらでもあると思うんだけどね。でも鈴木ヒロミツのオヤジギャグが聞けなくなると、寂すぃかも。ちょっと楽しみなんだもん、あれ。

やっぱいまいち恵子(国仲)のキャラは好きになれんのよ。終(どつよ)が「抱きしめたいと思った」つってたけど、あの涙は自分のプライドが満たされないっていう悔し泣きでしょ?彼女は終なんかに抱きしめてもらいたいと思ってなさそうなのに、わかってない男だな〜。でも終と琴美(柴咲コウ)がくっついたりしたら、案外恵子も動揺するかもしれないね。何でも自分が一番じゃないと気が済まなさそうだもん。てことは終を巡って二人の美女が取り合いか?なんかおいしいじゃん、終。ほら、生きてていいことあったっしょ?少なくとも終は、あの自殺がきっかけで、かなり運がいい方向に向かってると思うんだけどな。