#12

さて昨日の金八先生。野球部の平山英吉(茂木昌則)は、他の三年が引退した後も部活を続けていた。ある日名門高校に進んだ先輩が練習を見に来る。スカウトだと言われて有頂天になる英吉に、「合格第一号だ」と3Bも大騒ぎ。当然そんな英吉を妬む連中もいる。野球部の服部先生(上條恒彦)始め先生方は、正式な申し入れがあるまでは、と慎重。結局推薦は取れたものの、英吉は足の捻挫がクセになっており、学力が足りないのに高校へ行ってから故障したら…と心配する金八。英吉は金八に、野球だけでなく勉強も頑張って、堂々と合格する、と約束するのだった。

まあねえ、クサいっちゃクサいんですよ。みんなそんなに素直に言うこと聞くかぁ?って思うし。でもやっぱり感動しちゃうなあ。いいなあ金八っつぁん。現実にはあれぐらい熱意持って接しても、生徒側がもっと白けてるだろうし、そう簡単には行かないんだろうけどね。ただ気になるのは、先生方が何かというと「子供達は受験受験でかわいそう」「全てこんな世の中や、大人が悪い」って言い方をする事。別に勉強しなきゃ殺すって言われてる訳じゃないしねえ、小学校の「お入学」じゃないんだから、みんな自覚持ってやってることでしょ。子供扱いしすぎのような気が。あと生徒達も受験受験ってカリカリしすぎ。優等生からバカな子まで、全員妙にナーバスになってるもんねえ。これはリアルタイムで見てる時から不思議だった。自分は結構のほほんとしてたもんだから、「東京は違うのかなあ」とか思ったり。親にも「ほら、みんなこんなに真剣に頑張ってるじゃない!」って怒られるので、自分が受験の時は再放送も見ないようにしてたりしました、実は。

それにしてもこの英吉君、中学の同級生(ヤンキー)とそっくりなんだよなあ。髪型も一緒。しかし当時の野球部で、リーゼントなんてありえるのかな?最近じゃ坊主じゃない高校球児も増えてるみたいだけどね。