#19「入試前夜」

明日から私立の入試が始まる。金八は「とにかく今夜は早く寝るように」と生徒達を激励した。松浦悟(沖田浩之)がなかなか寝付けずにいると、継母の佐知子(津々井和枝)の陣痛が始まってしまった。父は出張中だ。タクシーを呼びに外へ出ると、偶然加藤優(直江喜一)が通りかかり、二人で佐知子を病院に運んだ。気が動転する松浦だが、加藤が母親を呼んでくれたので、そこは任せて加藤と二人で家に戻り、入試に備えて寝る事にした。加藤の優しさと、「生まれてくるお前の弟の為にも頑張れ」という金八の言葉を胸に、松浦は入試会場に向かった。

今回は面白かったー!松浦が寝坊しないようにって加藤君が家に泊まるんだけどね、あの豪邸なのになぜか一緒の部屋に…しかもベッドの下にちゃんと布団敷いてんの。そんでなかなか眠れなくて、「お前客なんだからこっち(ベッド)で寝ろよ。」「そんな慣れないもん、転がり落ちちまうぜ。」「勝手にしろ!」とかさ、なんかセックスする前の男女が初めて一緒に泊まってるみたいな、やっすいラブコメみたいなの。しかもその後加藤君たら、子守歌(七つの子)まで歌い出すんですよー!君は中三男子(しかも札付きの不良)の割には、母性が強すぎるようだね…。これがきっかけで、二人の友情が深まって行くのですねえ。ええ話や。


今にも「…そっち行っていい?」とか言い出しそう。

金八が病院に駆けつける時、去年の浅井雪乃(杉田かおる)の事を思い出して、一瞬の回想シーンなのに、何故か涙が出そうになりました。やはり杉田かおるは凄い。でもヒロ君も陣痛が始まった時のオロオロした顔とか、いつもと違って妙に幼く見えて、ちょっと可愛かった。若い後妻を貰った父親に反発してつっぱってて、でもやっぱり根は素直なお坊ちゃまで、腹違いの弟が生まれる事にとまどいながらも感動してる、そんな松浦悟にヒロ君がぴったりはまってます。彼がもうこの世にいないと思うと、つくづく寂しいね。


ヒロ君の素敵なガウン姿。