#5「腐ったミカンの方程式 その1」

昭和55年度文化庁芸術祭参加作品、だそうです。

加藤優(直江喜一)という生徒が転校してきた。どうやら札付きのワルで、前の荒谷二中を追い出されたような形らしい。転校初日、席に着こうとした加藤に松浦悟(沖田浩之)が足を引っかけ、殴り合いになってしまう。そのまま椅子を振り回し、学校を飛び出して行く加藤。桜中は騒然とする。荒谷二中の前担任によると、加藤は蒸発した父親の借金のせいで、サラ金の取り立て屋に日常的に暴力を振るわれていた。そして返済の為学校を休んでバイトをし、勉強が遅れてしまったという。その夜学校に加藤の先輩岸森(古尾谷雅人)から、「謝罪しないと学校を襲いに行く」という電話が入る。金八は一人で、岸森達のいるスナックZに向かった。(次回に続く)


当時現実世界では、宇梶剛士総長が「ブラックエンペラー」を率いていたのですね!

「第二シリーズこそ最高傑作」という人が多い中、正直今までの数回は「どうなの?」って気がしてました。でもやっぱり加藤優は凄い!昨日は久々に緊迫感あったなー。足ひっかけられただけであそこまで暴れるかあ?ってぐらい、本気で椅子振り回して大熱演。武田鉄矢もマジでびびってたかも。そして出ました!第一に続いて先輩役の古尾谷さん。でもこないだと別人なんだって。このスナックZをたまり場としてる暴走族(古尾谷さんはもう卒業)が、魑魅怒呂(ちみどろ)だあ!足ひっかけられただけで、学校に脅迫電話までかけちゃうぞ!いやー、教師って大変ですねえ。国井先生や教頭先生の恐がり方は、ちと大げさ過ぎてコント入ってるけどね。教頭先生(水木しげるキャラ系)なんて、「あいつら給食室には糞を撒きますよ!」なんて凄い発想しちゃってるし…。


あまりの暴れっぷりに、素で引いてそうなヒロ君(IQ180)。


国井先生逝ってしまわれた。関係ないけどこの頃の吉行和子小池栄子似。

私全然記憶になかったんだけど、荒谷二中の前担任(浜村純(not淳))は加藤を本気で心配してくれる先生だったんだね。「加藤は腐ったミカンじゃない、人間だ。」は、この先生の言葉でした。加藤は大暴れして教室を出ていく時、そばにいた迫田八重子(川上麻衣子)の腕をつかんで盾にします。でもその後八重子に「悪かったな」ってぼそっと言って走り去るんだよねー。ワルだけどほんとは優しいア・イ・ツってやつですかー?ひゅーひゅー!結局この二人両思いになったんだっけか?あとヒロ君とはいつ和解したんだっけ?結構肝心なとこはうろ覚えだなあ、私も。