#7「幸福を呼ぶオッパイ!?」      

途中まで見て、なんか今日は少し違和感がある?久しぶりなせいかな?と思ったら、脚本家が違う人だったのですね。今回はいつもより笑えるシーンが多めだったような。「いつまでも嫁に行かない娘を目覚めさせる方法」ってセミナーは凄いな。「35歳以上の女で成功する為には、才能かおっぱいが必要」かあ。私は別に成功するつもりはないんで…細々と暮らして行ければそれでいいっす。結婚すれば成功ってわけでもないだろうし。しかしこのお母さん、とんちんかんなようでいて、「ここの人たちはね、普通じゃないのよ。普通じゃないってことは才能があるって事なんです。大学教授に漫画家、もう一人は若いし。あんた、みんなと一緒のつもりになってるんだろうけど、ほっといたらひとりぼっちになるのよ。」なんて、あまりにもズバっと本質を言い当てていて、私も身を切られる思いでございました。

んで今回は何より篠井英介さん!「花柳もえこ」の名でセミナー講師やってる姿が全く違和感ないので、もしかして女性の役?なんて思ってしまったけど、やはりゲイで。基子のお母さんに「人は自分達とは違うものは、群れから排除するんです。」なんて言ってるとこで、「あ、もしかしてこの人が八木田君?」て思ったらビンゴ!そっか、モロッコ=性転換手術かー!ところで切ったモノをどうするかって内緒話してたでしょ?あれ私知ってるんですよ。フフフ…知りたい?ってまた話がそれたわ。こっから先はもう、いつものホロリタイム。

「私、手術する前は、色んな事がうまくいかないとね、自分が男だからだって思ってたんです。男だから差別される、男だからまともに相手にしてもらえないんだって。でも違ってました。男、女、そんな問題じゃない。僕自身の問題だった。」

一人称が「私」から「僕」に変わってるのね。これ、普通は女性の言う台詞だろうけど、ゲイの男性に言わせてるところが、ひとひねりされてて更に考えさせられる。

「(中略)でも僕がゲイだって事がチームのメンバーにばれて、僕と一緒に山に入るの嫌だって言い出して、仲間はずれにされて。」
「そうだったんだ。」
「僕頭に来て、研究費持ち逃げしてカサブランカに。」
「それで切っちゃったのね。」
「でも、間違ってた…。僕がゲイだから仲間はずれにされたんじゃない。僕が、嫌な奴だったから。…ああ、僕の人生、これで良かったのか。」
「もちろんよ。だって自分で決めた道じゃない?」
「ああ、良かった…。ずっと誰かにそう言ってもらいたかった…。」

そして八木田君を抱きしめる教授。うえーん!良かったねほんとに。毎回言ってるけど、なんて包容力なの、教授!素敵すぎる!私もあんな風に抱きしめてもらいたい。でもその前に、教授に馬場ちゃんを抱きしめてあげて欲しいな。シンギングドッグのように、「私はここにいるよ」って吠えてる馬場ちゃんを。

なんだか予告では基子のお母さんが癌?そして金子君が北海道に就職?えー、寂しすぎる!でもきっとこのドラマだから、それは勘違いって事で杞憂に終わるんじゃないかな。そうあって欲しい。失いかけてその人の大切さを知る基子と絆、というお話なんじゃないでしょうか。

では今週のゆかちゃんモノローグ。

「そんなわけで、ハピネス三茶新メニューby私は、とっても好評です。
 私には料理の才能があるって基子さんは言うけど、本当でしょうか。
 だけどそもそも才能って何か、私にはわかりません。
 ただ才能なんかなくっても、この世には、そのまま綺麗な宝石箱にしまっておきたくなるような、かけがえのない瞬間があるんだと思います。
 それはどうしようもなく寂しい時、「寂しいよね」って頷いてくれる誰かの声。
 暑かった一日が終わって、優しい風に吹かれる心地よさ。
 そんな些細なことだと思うんです。」


うわ、銀粉蝶まで!濃すぎるメンツ…。白石加代子が出てくると、眉毛に釘付け。

才能=内舘牧子、おっぱい=叶姉妹、っていうセレクトがいいじゃん。

米倉斉加年、おじいちゃんになったなあ。「ジャンの人」じゃ若者には通じないか…。

絆の「いつ爆発するかわからない爆弾」こと、お姉ちゃんの遺品。小物のセンスが光るこのドラマで、岡崎京子のリバーズエッジてのはちと直球すぎないかい?とも思ったけど、それって後のシーン↓と繋がってるのかなあ。

リバーズエッジでも、河原に死体(宝物)を埋めてたでしょ。

ここの篠井さん良かったなあ。しかしルリ子と並ぶとまたしても濃いっすね…。

キョンキョンは毎回田舎にロケなんですな。他の人と絡みなくて寂しいだろうなー。

今回はいっぱいゆかちゃんの料理が出てきておいしそうだった!これも冷やしうどんの上に、豚肉とトマトとなすと青じそかな?載ってるの。めちゃうまそ〜。