#11「君の名は」その1

とりあえず、私の希望通りふざけたラストで良かったです。確かに小肝抜かれました。でも度肝は抜かれなかったよー。それだけが惜しい。つうかね、ほんとはこれでも充分すぎるぐらいハチャメチャなんだけど、やっぱり4〜7話は強烈すぎた。あそこまで突き抜けちゃうと、もうこっちもちょっとやそっとじゃ驚かなくなって来ちゃうからね。クドカン、ちょっとペース配分間違えたかな。いや、普通のドラマのテンションが50→60→70って推移なら、これは70→120→100なんだけどね。一回メーター振り切っちゃったから、最後100でもちょっと物足りないような気がしちゃうというか。これ、木更津の映画もそうかもしれない。んー、リバースするのは最終回でも良かったかもしれないなあ…。

って、あー!ダメダメ、ケチつけ始めたらキリがないっつーか、どんどん「やっぱイマイチだったんじゃないか」って暗示にかかっちゃうよ。私は好きです。大好きですこれ!木更津が美しく完成されたドラマなら、マンラブはとにかくぶっ壊す!むっちゃパンクなドラマでした。木更津って根本的には凄くベタな話だと思うんですよね。あのテンポとかノリについて来れれば、出てくる人もみんないい人だし、大抵の人は受け入れられるはず。でもマンラブは、永遠の恋愛とかラブストーリー自体を否定してるし、みんなちょっとずつ嫌な奴なんですよ。デビル赤羽ならぬデビルクドカンというか、これはかなりブラック入った大人の話だなあと。だから相当間口狭いでしょうね。視聴率悪いの当然です。でも私はその挑戦的な姿勢を、高く買いたいと思います。磯Pとクドカンには、ぜひまだドラマを作り続けて欲しい。

つーか早く録画見直したいですよ。多分もう一回見たら、絶対「うわー、むっちゃ面白いじゃん!パーフェクト!」ってなるはず。今までもそうだったから。詳しいレビューは明日かあさってにでもアップしますね。