#1「君の瞳に恋してる」その2

初回はミッチーとか小ネタの数々とか塚本君の美しさとか、飛び道具に目を奪われがちで、松岡君の印象が薄かったんですが、二回見直して店長の面白さがわかって来た気がします。「寡黙だけど心の中でずっとツッコミ入れてるマスター」って事前情報入れちゃってたので、最初は驚きがなかったのね。「こうなるといいなあ」と思うとその直後に裏切られる、このパターンが良い。

顔芸はもっと大げさにやっちゃっても良いかも。

あと今回は赤羽伸子(キョンキョン)が主人公でしたけども、彼女みたいな一見酸いも甘いも噛みわけたような、「恋愛なんて、ケッ!」とか言ってるような女に限って、ベッシーみたいな直球で非現実的なアプローチに弱かったりするんだよね。ズギューン!て撃ち抜かれちゃったくせに、翌日他人に「あれはちょっと引いたー」とか嬉しそうに悪口言ったり、わかりやすく女の子っぽくなっちゃっり、自分を見てるようで恐ろしかったです。恋愛モノは苦手とか言いつつ、やっぱクドカンの観察眼は凄いわ。

やさぐれバージョンの赤羽は最高なのに、ぶりっこバージョンの時はキョンキョンちょっとはじけ足りないかな。若菜ちゃんぐらいやっちゃって!

ただあくまでも第三者的に「こういう人っているよね〜」って感じの書き方なんで、赤羽さんの気持ちになって入り込んでしまう、っていう視聴者はいないと思う。それじゃF1層に受けるラブストーリーにはならないよ、クドカン…。ま、私は全然それでOKなのですが。

ってダラダラ書いてるとキリがないから、小ネタとか気になったところ集行ってみますか。

<タクシーの乗客>
いきなりしょっぱなからクドカンドラマでおなじみの面々がゲスト出演。個人的に木更津の教頭が嬉しかった。えー、全部説明してると長くなるので、公式のレポートを見て下さい。(手抜き)

<懐かしの歌謡曲いろいろ>
ベッシー「君は不思議Tokyoシンデレラだね。」←マニアックすぎ!「それは本当の恋をしてない証拠だよ。TRUE LOVE。」「素直にI'm sorry!」

赤羽さんが泣きながら歌う「人形の家」、恋に落ちたら「赤いスイトピー」。(しかも♪赤い〜スイトピ好きよ今日まで♪の部分)

<ベッシーかミッチーか流星光一郎か>
「Yeah!めっちゃホリデイ編」

ハツラツと!ハツラツと!アドレナリン全開!回ります!
テンション!パッション!テンション!パッション!
待ちぼうけ!待ちぼうけ!私は宿無しセブンティーン!でも!でも!負けないぞおー!

(待ちぼうけ!の時赤羽が待ちぼうけ食らってる)

「魅せられて編」with遠山景織子(本人役)

私は、魔性の女!そう〜決めて。
時には、娼婦のように!はばたいて!フェアリーフェアリー。
八の字八の字!はい大きく回してーそう!貴婦人のように。貴婦人のように!

<千倉真紀(森下愛子)の業界ネタセリフ>

「冗談じゃないわよ、数字持ってるから何よ。千倉真紀のドラマと二時間ドラマと、どっちが大事なのって話よ。」「それは船越さんに聞いてみないと…」

「ところで、月9は数字持ってんの?」

「あーここで寄りなさい!船越なんていつでも見れるんだからカメラ!」←脚本家の意図を汲み取れない演出に苛立つって事、実際あるんだろうな

「もしかして千倉先生ですか?恋愛職人の。」「最近はロマンスの神様って呼ばれてるけど。」「先生の書いたドラマ全部見てます。愛人の森もラブターミネーターも、もちろん軽井沢まで迎えにいらっしゃいも。」「恋を何年も休んでませんは?」「あー!それだけ見てないんだあ。何年も休んでましたから、私。」←キョンキョンが出てたのは「恋を何年休んでますか?」

「だめよあんな安っちい話!F1層が食いつかないわ。」

この辺のセリフで、クドカンが最初からF1層にウケるラブストーリーを作る気などサラサラなかった事が判明しますね。結構皮肉ってるよなー。あと船越さん本人役なのにいいんでしょうか。

尾美としのり
主要キャスト以外では、私が一番ツボったのがこの人。80年代に青春を過ごした人ならわかるよね?たいして二枚目でもないのに、なぜいつもこいつがアイドルの相手役なんだ?と疑問に思った日々…。「じゃあ生肉でも食いに行くか。」「乾いてんなあ…。ありゃ一年以上交尾してねえぞー。」なんてセリフもグゥ。

<赤羽さんの部屋>

ツマミにうずらの卵食べてるのも渋いと思ったが、それより左下に注目!iPodだー!細かいなあ。

<蒲生忍の謎>

この写真ではわかりづらいけども、よーく見たらやっぱり唇テカってますね。これは意図的なもの?そういや忍って中性的な名前だし、ベッシーの「忍っちは男友達多そうだよね。」ってセリフも、伏線だったりして。(考えすぎ)

<再現フィルム>

赤羽さんが身の上話を始めた途端、なぜか猫背椿の再現フィルムに…。猫背さんは初回だけのゲスト?

<土井垣さん>

途中まで全く喋らなかった土井垣さんが、実は店長が大好きなコロンボの声優だったというオチはウケた。でも絶対「うちの細君がね」って、「カミさん」と言ってくれないの。あと変な長老とかスジャータとか、具が多ーい!とか。松尾スズキは妙に気持ち悪くて、そこがセクシーですね。オープニングで裸足だったのは、何の意味があるんだろう。

<店長、変身!>

TV誌で写真見た時「松岡のヒゲがわざとらしくて似合ってない〜」と思ったら、ほんとにつけヒゲだったとは!つまりこの若者は、「口ヒゲでベストで蝶ネクタイの、寡黙なマスター」のコスプレをしているのですね。主役なのにここまでモノローグのみで全くセリフがなく、初めて発した言葉が「ウエハース買ってくる。」だよ。

<もうなんでもアリだ!>

タクシー空飛んじゃいました。

<その他印象に残ったセリフ>
「う、うがい飲み〜!?」
「泥棒ヘビ」
「赤羽さん砂糖入れすぎ!そんなに入れたら、あ、蟻が寄ってくる!」
「君なんか、あんただ!」
「鉄は熱いうちに飲め!」

<「ラブラブ・マンハッタン」が頭から離れない>

大学の図書館で君に会う夢を見た/大学なんて行ったこともないのに
君はマンハッタンの夜景よりも綺麗だった/マンハッタンなんか行ったこともないのに
恋はいつでも現実離れ/だから今夜も妄想ばかり
ラブラブマンハッタン(ウォウウォウ)マンハッタンラブラブ
今すぐ飛んでって抱きしめたいけど
ラブラブマンハッタン(ウォウウォウ)マンハッタンラブラブ
力の加減がわからない(飛べないし)
僕にできることなんかいつもの喫茶店で/コーヒー飲みながら君を待ってるだけ

長瀬君がもの凄くオーソドックスに歌ってるので、一見普通のポップスぽいんですが、よーく歌詞を聞くとグループ魂かよ!みたいな。これって「ビーアンビシャス」のカップリングですか?思わず買ってしまいそう。エンディングではABC…の名前に関連するものが出て来て、最後にコーヒーカップに「H」の文字が。ということはやはり店長は「H」の付く名前なんですね。私は店の名前&クドカンの奥さんが関係してるのでは?なんて予想してみましたが、どうでしょうか。

って、ぐわ!!無駄に長いー!!すいません、来週からはもうちょっとコンパクトになるように努力します。む、無理かな…。