#4「ハリウッドスキャンダル」その2

先週「松尾スズキが不安」と思ったのですが、今週は全然気になりませんでした。面白かったし。何だったんだろう、監督が違うから?Dの回なのに、前半はあまり出番なかったせいもあるかな。小ネタも面白いけど、主軸の部分も良かった。よくある、主役の男女がいて、横恋慕する奴とか前の恋人とか障害が出てきて、最後にはくっつくっていうパターンだと、確かに他の登場人物は「障害」だったりするんだけど、「障害」側から見れば、主役の方が邪魔者なわけじゃん?でもこのドラマは「店長」という傍観者の目から見たラブストーリーなので、特に誰か一人が主役ってわけじゃないんだよね。だから主役に思いきり感情移入して見るのが好きな人には、いまいち受けないのかも。

「ぼくの魔法使い」のバカップルは、面白いけど私にはギャグとしか思えなかったし、木更津や池袋もまあ、子供が主役だしね。それがマンラブでは、大人の恋愛がかなりリアルに描かれてるので、正直驚いてます。一人一人の物語は、意外と真っ当な「大人のラブストーリー」なんですよ。そりゃクドカンも33だし、結婚もしてる大人なんだからねえ。ただ照れがあってこういう形になっちゃうんだろうけど。うーん、私もこれ十年前に見てたら、赤羽さんや土井垣さんにこれほど「ああ、わかるわかる」なんて思えなかっただろうなあ。F1層ターゲットにするには、ちと大人っぽ過ぎたかも?まあ来週は若いエモやん主役なんで、また変わるかもですけどね。それでは小ネタ集に行きましょう。

<空中文字の謎>

先週ロマンチックに空中に書いた文字を、お互い思いきり誤解してた二人…。

  あなたが好き → あなたと別れる
  ぼくもさ → さよなら
  ハートハートハート… → バーカバーカバーカ…

で、勝手にふられたと思っていた土井垣さん。

<パスタにこり始める店長>
「くそぉ、誰か止めてくれ。このままで行くと私はミートソースまで作ってしまう勢いだ。」
「私としたことが、またパスタの世界に魅了されてしまった…。」
「うまい、文句なくうまい。ただ一つ問題は、コーヒーと合わない!」

<パラパラを踊るミッチー>
ベッシーマウスベッシーマウスって…

<土井垣が離婚を切り出そうとした所にあやめが>
「何してんの?」
「これは土下座と言って、日本の伝統的な…」

<イボリーの彼女>

「ごらんの通り太めだけどね、紹介するよ。痩せてた頃の写真見ると、結構かわいいの。俺はね、そっちが本当の姿だと思ってるから。今は仮の姿だから。」
すげー強烈なんですけど、この人!

テキーラ相撲>

キョンキョン、目すわってる…。ところでこの時ベッシーとデートしてた「桜子ちゃん」、木更津のセツ子先輩(マスターの妻)でしたね。

<変装かよ!>

若菜ちゃんはまあいい、でも松尾スズキのGボーイズもどきは無理しすぎ!待ってる時に、すべり台みたいに何度もずるずるやってるのもおかしい。

<なんでイボリーが??>

ベッシーが赤羽ちゃんの部屋に来たとこ(「意外と女の子の部屋って感じだね」って木更津と同じセリフ…)、ちょっと気まずいというか緊張してる雰囲気がものすごくリアルでした。キョンキョンもミッチーも凄く良かった。「とりあえず消臭?」ってファブリーズしてるし。そして翌朝ベッドで寝てる二人!と思ったら、なぜかイボリーが着替えてるよ…。どうやらパニックった赤羽ちゃんが、電話で呼んでしまったらしい。
「ゆうべ俺が来たとき、ベッシーちょっと残念そうだったよ。」
「うっそぉーん、マジでぇ?」
「今度はな、ちゃんと交尾してもらえよ。」
「最低、イボリー!バカイボリー!」
下品なイボリー最高。赤羽ちゃん超かわいい。

<ベッシー寝顔も素敵>

交尾はできなかったけど、寝顔を見てるだけで幸せ、な乙女モードの赤羽ちゃん。ゆうべテキーラ相撲でもらったバナナワニ園のぬいぐるみ、なにげに枕にしてるし。

<置き手紙>

ベッシーが目覚めると、赤羽ちゃんの置き手紙が。いっぱい書いてるのをぜーんぶ消して、最後に「行ってきます(はーと)」だけ。ちょっと、これはかわいくない?惚れちゃわない?

夏の扉
赤羽ちゃんはラブラブモードになると、80年代にタイムスリップするらしい。

<店長のひとり芝居面白すぎ!>

「パスタの世界に魅了されるあまり、豆をブレンドするのを忘れた!マンハッタン開店以来の不祥事だ。もはや潔く引退しよう。さようなら、ブラジル。さよなら、マンハッタン。」
どんどん理想の喫茶店、理想のマスターから遠ざかって行く店長。しかし用意周到な忍君は、なぜか既に豆までブレンドしてくれていた!そしてモーニングをやったらどうかと提案。正直この店、忍君一人でやって行けそう…。

<いきなりコロンボになる店長>
「ちょっとー、待ってくださいー?当店の開店時間は午前11時…。モーニングじゃねえよ!てことは何かい?モーニングの為に開店時間を早めろってか?仮に7時開店として、仕込みと私のコンディションを加算すると出勤は…。3時!?こ、殺す気か!」
なぜ4時間もかかる!でもそういや前に、エモやんの朝のニュースを店で見てるシーンがあったなあ。あれ確か6時台だったはず。こんな朝早くからやるの?って不思議だったのよね。

<結局また賭けに負け…>

用意のいい忍君に、さっさと「モーニング始めました」の張り紙を貼られてしまいました。朝7時から夜11時って、店長寝る暇ないぞ。

<プレイボーイ土井垣の技・千倉編>

  • コーヒーはキリマンジャロ
  • 気の強い年上の女性には、決して自己主張せず聞き役に徹する。
  • 「君の声を聞いてると、それだけでイライラが吹っ飛ぶよ。君は僕にとって、カルシウムみたいな存在だね。」

<同・江本編>

  • コーヒーはブルーマウンテン
  • 年下の女性には、夢の話で少年ぽさをアピール。そして興味のない話はしない。
  • 「君は僕にとってタンパク質だな。スタミナ源さ。」

(店長のツッコミ「うーん、その例えはどうだろう。」)

<同・春子編>

  • コーヒーはグァテマラ
  • 妻には頼りない自分をさらけだす。
  • 「君はぼくにとって、炭水化物だね。なくてはならないものだから。」

<忍君はやっぱり声優好き…>

いきなり「コスモレンジャー」の読み合わせを始める土井垣夫妻。後ろで嬉しそうな忍君がかわゆい。読み合わせの途中でいきなり、「牛乳まだあったけ?」とか所帯じみた話始めるのがいいね。

<ブラ問題は結局解決せず>

突然ロッカーからブラが!あわてふためく店長、超おもろい!店長の口から(つーか脳内だけど)「ブラ、ブラ」って言葉が連発されるのがおかしすぎる。

<赤いトレーナーの女>

ナレーション「まさに神出鬼没の赤いトレーナーの女。彼女の狙いは一体何なのか。そして、なぜ年を取らないのか。」

<♪イボリったら〜イボリ〜>

店長の投げたつけひげが、イボリーのフロントガラスに!良く考えたら、店長の素の姿を唯一知ってる人なんだよね、彼は。

<フランス映画>

今週の「ありえないシーン」はこれ。やっぱ栃木弁がフランス語に似てるから?でも今回はラブラブシーンじゃなく、別れのシーンなんだよね。そういえばエモやんの時はいつもブルマン頼んでた土井垣さん、この時はキリマンジャロだった。それで「忘れてた。こんなにおいしかったんだ。」って。改めてキリマンジャロ=千倉先生の良さに気づいたって感じ?んーおっしゃれー。ところが結局、妻に別れを告げに行ったら下の子が初めて喋ったりして(しかも「具がおおーい!」だよ)、千倉先生の事は忘れてしまうのだった…。ああ、せつないねえ。

ところで今回のサブタイトルはヒロミゴーの「ハリウッドスキャンダル」、私これ大好きなんですけど!歌詞も土井垣さんの事言ってるみたいだし、大人っぽくてぴったりの曲だわー。このセレクトにはやられたな。