#7「さようなら永遠の友よ」

このドラマの評判を聞いて、「試しに見てみるか」という人に忠告。思う存分電波を浴びたいなら、必ず梅田みか脚本の回に見ること!彼女は一週おきにしか担当してません。ちなみに今回はつまんない方(マトモな方とも言う)、武井彩の脚本でした。来週は梅田女史なので必見ですよ。

梅田電波が強すぎた先週は、視聴率4.3%まで落ち込みましたが、今週は前半の電波度が極端に低く、5.9%まで戻しました。ちぇ。私が見たいのはこんなんじゃないんだよー!大体武田のセリフが少なすぎる!先週の「ルナティック」に続く名言を期待してるのに。まあ「らじゃ」だけでも笑えたけどね。一言セリフを発しただけで爆笑を生み出す男、武田修宏をもっと使ってくださいな。そうそう、とある知り合いから、ルナティック武田に関するタレコミが入りました。常連の和食屋にて、席につくなりわざとらしく台本を読み始めたので、お店の人が仕方なくドラマの話を振ると、「いやー台詞覚えるのが大変なんだよねー」とか、嬉々としてドラマの大変さや面白さを語っていたそうです。やはりこいつは、ドラマの内容に何の疑問も抱いてなかったか…。それでこそ武田です。

今回の「COOL WORDS」(電波系セリフ)はこれぐらいかな?冒頭、病院に運ばれた玲子が、奇跡的に(ってゴーストなのに…)息を吹き返し、秋山と語るシーンです。

玲子「ねえ、こんなこと考えたことない?宇宙が出来る時に、ほんの小さな微粒子が違っただけで、太陽系はできなかったかもしれないって。」(ほんと話が唐突なんだよな、みんな)
秋山「ええ、もしかしたら、全ては偶然のなせる技だったのかもしれません。」(そしてこいつはその唐突な話を、ことごとく普通に返すんだよね。たまにはつっこめよと。)
玲子「そう、私たちだってそうよ。体の中のたった一つの細胞が違っただけで、全く別の人間になったかもしれない。(なぜかおかしそうに笑いながら話す。笑うとこか?)だからこうやって私たちが一緒にいることは、奇跡ね。与えられた時間は、ほんの一瞬だけど。」
秋山「ですが、そこから生み出されるものは計り知れない。時間の刹那でも、その存在は永遠なんです。」(日常会話で「ですが」ってあまり言わないよね)

しかし「電波度弱い」と言いつつ、ストーリー上のツッコミ所は満載だったわけで。特にギバちゃんの、目の病気という伏線を全く無視した犬死にですね。韓国に行くという秋山に、「何かあったらどうするんだ。自分の立場を考えろ。」と言っておきながら、無謀にも火事の現場に飛び込んで行くとは。あそこからの流れは、火事→タンゴ→武田の顔→菊川の倒れ方→坂口が鍵を探す場面(電気つけろよ!)での変なカメラワークと、前半の退屈さを吹き飛ばすような、怒濤のおもしろラッシュでした。そう、このドラマのカメラって、堤幸彦を意識してるのか、ハンディでやたら動き回ったり、変な構図に凝ったりとかしてるんですが、それが異様に素人臭くて笑えます。そこも見どころの一つかな。


玲子の肉体ってどうなってるの?死んだはずなのに脈も呼吸もあるなんて。先週受けた精密検査の結果はまだ出ないんだろか。まさかあれで終わり?

事件の証拠品現物を、全くの第三者(しかも外国人)に送ってくれる韓国警察とは。

たった五万せびる為に、千葉の田舎のJASDAまでやって来て、ゲスト用IDカードの受付までするオヤジ、ごくろうさん。

このシュミレーション訓練てのがさっぱりわからない。成功したら何だっつうの?パイロットが変わると何が違うの?なんで地球防衛軍ぽいの?

ギバちゃん死亡のニュースを見上げる武田、顔がにやけてない?隣の人はちゃんと「驚きの表情」作ってるのに。

ニュースを見て、大股おっぴろげて卒倒する菊川。これは凄かった…。

というか、サブタイトルも変ですよね。ギバちゃんて上司であっても友じゃねーだろ。しかも「永遠の」とかいうほど仲良くないし。あ、黒木瞳にとってのって事?「私の事好きみたいね、フフ。私って罪な女…。でもおあいにくさま、あなたはビジネスパートナーよ☆」ぐらいにしか見えなかったけどなあ。