#10「さよならは、キスの後で」

はぁ…終わった…。昨日このドラマを見た、日本全国民中の5.6%の皆様(視聴率上がっちゃったね)同様、脱力感いっぱいの私です。またしてもどっから突っ込んでいいのかわからないので、順を追ってあらすじ紹介して行きますね。

シャトル発射まであと5日。シャトルを見つめながら、「俺たちは、離れていても心は一つに繋がっている…。」と独りごちる秋山。

そして玲子も、「私の居場所は、一つしかないから…。」と独り言。

仕事の「会食」だったはずが、ジョージ、ルナティックな口説きに入る。

NASAからお帰りになったのは、何年ぶりですか?」
「15年ぶりなんですね。あの頃は、日本人は僕一人だった。」←え、アメリカ育ちの日系人だとばかり…
「あなたも、たった一人で宇宙に夢を賭けた勇士だったんですね。」
「あなたは素晴らしい女性だ。私の中の孤独を言い当てるとは。」←随分都合のいい解釈だね
「ところで、なぜ人類がこれほどまでにして宇宙に旅立とうとしたのか、考えたことありますか?それはね、人は生まれた時から、ある宇宙の法則に組み込まれているからなんですよ。人生における全てのことは、十万光年彼方から仕組まれているんです。この地球上における人と人とのめぐり会いも、神の大いなる手によって仕組まれた、奇跡なんですよ。じゃあ人はなぜ、国籍や年齢差を超えて愛し合うことができるのか。その答えもまた、宇宙の法則の中にあるんですよ。一つの星が消滅していく時、そこで愛し合った生命体は、また次の星へ旅立たなくてはならない。そしてその船が、次の星への旅が終わった時、残念ながら二人の間には、到着地点のずれと、タイムラグがあるんだ。」←一気に電波化するジョージ。というか後の伏線?
「だから、どんなに離れてても、運命の人を見つけることができるんですね。」←普通あんな事ペラペラ言われたら引くけどね
「そうです。かつて、かなたの星で愛し合った人を、あなたはもう見つけることはできましたか?」
「(嬉しそうに)はい。」


オープニング電波ポエム登場!もう見納めね。


シャトル発射まであと4日。なんと、広告主のブラウン氏(ってこの名前も英語の教科書に出てきそうというか…)が急病でシャトルに乗れず、急遽リサが搭乗する事に。ところがメディカルチェックで、今までずっとバレなかった足の怪我(樹海で2km転がった時の)が唐突に発覚、繰り上げで星野がパイロットに決定。

「せっかくシャトルに乗れることになったのに。皮肉よね。みんなにも迷惑かけちゃって。」
「俺が、かってあげたい。」←"代わってあげたい"なんですが、そう聞こえました
「同情なんかじゃないからな。本当の気持ちだよ。」
「知ってる。星野さんはいつも、綺麗な心持ち続けてる。宇宙に飛ぶのにふさわしい、澄んだ心。私は自分のことしか考えてなかった。そんな人間は、シャトルに乗れなくて当然。私は、井の中の蛙だった。」←突然謙虚になるリサ
井の中の蛙、大海を知らず。その先知ってるだろ。井の中の蛙、大海を知らず。されど空の青さを知る。そう考えると、蛙も悪くないよな。」←武田が言うと、一層味わい深い
「ほんと。」
俺、リサの涙も悔しさも全部、全部乗せて飛ぶから。だから待ってろよ。」←でも、彼の運命は…
「私の夢は、ずっと続いてくんだもの。青い空の向こうまで。」


なんだか武田の演技がうまくなってる気が…。

最後の外出日。異様に黄色いフィルターの中で、楽しそうにデートする秋山と玲子。先週あんなにベタベタしてたのに、なぜかキスすらしないぞ?と思ったら、後でその謎が解けます。

「昨日、俺がなぜ君を好きになったのか考え続けたよ。神がなぜ俺達を巡り合わせたのか。以前は女性を好きになっても、どこかで自分を優先していた。しかし今は、自分よりも先に、君のことを大事に思う。玲子のどこか一部を愛するのではなく、全てを愛おしい、全てを許すことが出来る。巡り会うべき人と出会って、自分の魂の片割れを見つけ、そこに本当の愛を築く。その上で俺は宇宙へと飛び、神の存在を確かめるんだ。」←最後だけに随分飛ばすね
「神様が与えた試練なのね。」←さて、この一時間で何回神が出てきたでしょう
「俺は戻ってくるために、遠くへ行かなくてはならない。」
「ええ。」
「必ず帰ってくる。」←ここまで言うと、戻れないのが前提みたい
「待ってる。これからは、空を見上げるだけで、あなたを感じることができるのね。私が空を見上げてる時は、あなたを見つめてるのと同じよ。」←幽霊のくせに…
本当に愛する人と巡り会った時、その人は宇宙そのものになる。どんなにわずかな時間でも、何万光年離れていても、俺は玲子を、宇宙を超えて愛したい。」←これも後の伏線か


シャトル発射まであと3日。査問委員会が開かれ、玲子はスキャンダルについて追求される。3日前にパイロット変えるだとか言ってる場合なのか?というか玲子ももう死人なんだし、もうすぐ自分が消える事も知ってるんだから、自ら引いた方がいいんじゃないかと思うんですが。そこへ秋山登場。「私は、一人の女性を愛するということは、イメージダウンに繋がるとは思えません。」「有人飛行そのものが、現代のバベルの塔なのかもしれません。」「この世界を変えられるのは、愛だけなのです。」などとまたCOOL WORDSを連発し、オヤジ達を煙に巻く。

どうでもいいけど、みんなもっと玲子の方に詰めて座ればいいのに。

秋山と二人になった玲子、いきなり「Would you go back to your sheet? 」と英語で言う。そして二人で神に語りかける。(またかよ!)

蓮実登場するも、タンゴはなし。玲子とシャンパン飲む。

いよいよ前日。秋山と星野に、今回の飛行目的について今更確認するジョージ。そんなんで大丈夫なんでしょうか。そして「今夜は二人とも充分睡眠を取るように。」と、遠足の前日の先生みたいな事を…。

盛り上がるJASDAのメンバーと星野。

「無事に帰ってきて下さい。星野さんの宇宙の話、俺聞きたいですから。」
そんなこと言っていいのかあ?三日間じゃあ終わんねえぞお。」←すごい嬉しそうな武田
(そこへ秋山来る)
「秋山、今初めて思った。俺は幸せな男だって。みんなの期待を乗せて、空へ飛べるんだからな。」←本当に嬉しそうな武田


シャトルの前で、今度はリサが独り言。

今日から乗務員は隔離棟入りなのに、のこのこやって来る玲子。当然ガードマン(こいつがまた凄い棒読み)に止められるが、ジョージが気を利かせて通してやる。っていいの?そんな事して。大体玲子だってプロジェクトの責任者なのに、自ら規則破るのかい。

突然ガードマンのネクタイを直し、帽子で目を隠して「男の身だしなみだぞ。」とお茶目なジョージ。

玲子、秋山とキスする。サブタイトル通り。昨日やっとけよって話ですよ。

そしてとうとう当日。ってもう放送残り10分ぐらいしかないけど??シャトル発射される。

ちょっと近くない?


責任者のくせに一人外で見ていた玲子、シャトル発射と同時に体が消える。


ここでいきなりこの番組は、アニメになりました。あまりにも「絵」だよー。

普通に飛んでたのは1、2分。いきなり緊急事態発生!と思った途端に計器の故障!必死に電卓みたいなキーボードを叩く秋山!カメラさんも必死で揺らす!そしてレーダーから消えるシャトル!いくらなんでも、そんなに早く全部ダメになるのか!シャトルってそんなにヤワなのか!


なんだこれはー」「全ての計器が作動しないー」うまくなったっての取り消し!やっぱり棒読みの武田。

秋山は星野を脱出用カプセルに乗せ、さっさと放り出す。ひえー、武田は一体どうなるの??

座薬みたいなのが飛び出した!


「ああ、これでこのドラマからも解放される…」と目がうつろになる坂口憲二


宇宙空間に巨大玲子が!ヤマトかよ!


宇宙でタンゴキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

混乱した視聴者の為に、ジョージのナレーションが入る。

シャトルゼロワンは無事宇宙へと飛び立ち、月周回軌道までは順調に、全ては順調に進んでいた。がしかし、その後シャトルは、秋山機長を乗せたまま、月を遙かに超え、更に果てなき銀河を飛び続けた。

…そう簡単に言いますけどねえ、600億のプロジェクトが水の泡ですよ。その上責任者の玲子も行方不明ですよ。もう二度と日本ではシャトル飛ばせないだろうねえ。ていうかNASDAから抗議来ないんかい、こんな結末。

そして衝撃のエピローグ。表参道をペアルックで歩くカップルが振り向くと…。

ひえー!坂口君の赤いリュックも微妙だけど、黒木さんの若作りがっ!つまりあれでしょ、ジョージの言葉通り、二人は生まれ変わって、前より若い年齢でまた巡り会ったって事なんでしょ?うーーーん、「ぼく地球」かい。

おしまい。

というわけで、結局秋山と玲子が宇宙でタンゴを踊る為に、国家的プロジェクトが利用され、星野は宇宙空間にぶりぶりっと放り出され、犠牲になったのでした。あれ、絶対生きて帰れないよねえ?でもそんな扱いでも、武田的には初のドラマ出演、大満足なんだろうなあ。また三茶の和食屋で大いに自慢して下さい。私たちはあなたの活躍と、このドラマの事を忘れません。