#2「恋人がいますか」

仲手川良雄(中井貴一)は個室マッサージで伊吹夏恵(高橋ひとみ)を指名する。彼女は全く良雄の事は覚えていないようだ。次の日岩田健一(時任三郎)のところにあの二人の女の子から電話が入った。会いたいと言う。色めき立って向かう三人。そこに現れた宮本晴江(石原真理子)と水野陽子(手塚理美)は、看護学校の制服姿だった。看護婦という仕事に誇りを持って勉強しているのに、女子大生よりランクが下だと見られてしまうのがくやしくて、つい嘘をついてしまったが、やはり謝りたいと連絡して来たらしい。「そんな事全然気にしてないよ!」と自分達も大学名にコンプレックスを持ってる事を力説する健一。その頃良雄の家を谷本綾子(中島唱子)が訪れ、「良雄さんによろしく」と帰って行った。「あんな太った子なんかとつき合ってんのかい?」と容赦ない愛子(佐々木すみ江)に、怒った良雄は「そうだよ、彼女だよ。」と言ってしまう。愛子は耕一(小林薫)の嫁幸子(根岸季衣)の事でイライラし通しだ。

健一と実(柳沢慎吾)は晴江・陽子と居酒屋に。どうやら健一と陽子はいい感じになりそうだが、晴江は実の話は全然聞かず、良雄の事ばかり質問して来る。一方良雄は再び夏恵の店に行き、「医学部のパーティで会った時は手の届かない人だと思っていたのに、こんな所にいるなんて驚いたんだ。」と言うが、夏恵は「割り切ってやってるんだしあなたに関係ないわ。」と迷惑そう。喫茶店にまで呼び出された夏恵は、良雄を「じゃあ家に来ない?」と誘う。良雄が教えられた高級マンションに行くと、そこには本田修一(国広富之)が彼女と住んでいた。が、修一は良雄を紹介されても全く動揺しない。東大卒の超エリートで、素晴らしい人なの。彼とは家賃も半々で出していて全く平等な関係だから、お互い何をしても干渉しないわ、と言いながら、わざと良雄に抱きつく夏恵。何の反応も示さない修一。夏恵は良雄にキスすると、泣きながら「なぜ平気でいられるの!」と修一をなじる。良雄が「帰ります。」と立ち上がると、修一は「すまないね。」と表情も変えずに言うのだった。

あーあらすじ書くのが下手ですいません。風俗のシーン、思ってたより結構過激で驚き。風俗嬢に入れあげちゃう男って…、貴一ストーカー一歩手前です。それに時任さんの「俺は学校名なんかで判断する奴らには負けない。中身で勝負するんだ!」みたいなイキがった語りも超痛いよねえ。でも私も当時は手塚理美のように、目をハートマークにして聞いてたかもしんない。若い頃って岩田みたいにグイグイ引っ張ってくれるタイプに惹かれがちなのよね。子供だから。でも今は仲手川の方が、いい人だよなあと思う。まあ情けないし、優柔不断すぎるけどね。

それより何よりかっこいいのは小林薫!これって何歳ぐらいの役?恐らく30そこそこぐらいかな。でも今の30ちょいの男と比べても、ほんとめちゃめちゃ大人だよねえ。あくまでも奥さんを愛してるんだけど、母親の前ではどんなに嫁をなじられようと一切口答えせず、弟にも「母ちゃんもつらいんだ、文句ぐらい言わせておいてやれ。」なんてさ。なかなか言えないよ…。大体この母ちゃん性格キツすぎるんだけどね。今の親ってほんと物わかり良くなってるよね。私的には若者達より、この夫婦の恋愛(結婚してるけど)が一番ぐっと来るなあ。めちゃせつないです。


高橋ひとみ、貧乳を惜しげもなく晒してます。ついでに貴一のケツも。

なぜか泣く貴一。はっきり言ってコワイです。

ぎゃーっ!か、かわいい!!この制服反則っ!

根岸季衣っていい女だったんだなあ…。