#7「君は薔薇より美しい」
id:bdfd:20031010の続きです。
先週も凄かったが、今週もすさまじかった。これは「テレビドラマ」と言っていいんでしょうか?なんだかとても貴重な作品を(しかもタダで!)見させてもらってる気がします。なぜだかふと「十年愛」の「大江千里メリーゴーランド高速回転死」を思い出してしまいました。あれは笑わせようとした訳じゃないんだろうけど…。これだけアバンギャルドになっちゃうと、やっぱり万人に受けるのは難しいよね。でも私は大好き。とりあえずリアルタイムで見てる時点でのハマり度は、木更津より上かもしれない。
Fの回の短さからして、やっぱり船越さんはあまり絡んでこないのね、なんて思っていたら、予想外の大活躍!今まで傍観者で恋のキューピットだった店長が当事者になってしまった為、いきなり彼の代役に。どうやら来週からはABC…の片思いが逆回転していくようで、船越さんも予告で「不倫しちゃった」とか言ってたよね?恋愛連鎖に加わってくるのかな?楽しみ。
しかしあれね、忍っちもあんなにけなげだったのに、もう「店長の気持ちが重い」とか言ってるし、赤羽ちゃんもベッシーといても、だんだん乙女モードじゃなくなっちゃって素になってるし、みんな意外と冷めるの早くね?多分クドカンの照れなんだろうけど、F1層からすると、ちょっとその辺物足りないかもね。もうちょっとラブラブな所見せてよ!みたいな。乙女の皆さんは、「一途な想い」が好きですからねえ。木更津映画の感想書いてるサイトを巡ってたら、「宮古島のシーンで、キャッツがアマゾネスと簡単にセックスしちゃうのが許せない!バンビはモー子LOVEじゃないとダメ!!」みたいな事書いてる若い子がいて。女の子はそうなんだよなあ。でもクドカンは割とそういうのあっさり裏切るからねえ。気づいてないのか、わざとやってるのか、どっちなんだろ。
<忍っちの扱いにとまどう店長>
呼び名を必死で考える。「忍ちゃん、忍さん、忍、しのやん…」「忍っち、しのらー、しのーん…」なにそれ。しかし告白されただけで「抱いてやるべきだったのか?」って、飛躍しすぎでは?
忍ちゃん&原っち女子高生バージョン。あの、股間に何か写ってるんですが、やっぱりパンツですか?
<ブラック土井垣>
「でももし土井垣さんの娘さんが、四十過ぎのオッサンとつき合って、子供ができちゃったらどうします?」
「殺すよ。」
「殺すんだ。」
「それも殺すだけじゃすまねえ。殺した後よ、自分も死んで、地獄に先回りしてさ、で、地獄電信柱の陰からさ、どーん!!へへ、それぐらいやる男だよ。」
「向こうもそう思ってますよ。」
「ええ、うそぉーん。」←これがカワイイ
<イボリーってとことん「オヤジ」>
エモやん帰郷で傷心のイボリーに、「生肉食わせてやるから」と慰める赤羽ちゃん。で、焼肉屋行ったら、いちいち店員に「これニンニク入ってる?」と確認するイボリー。やっぱりこの二人、兄妹みたいなもんでは?色気が全くないんだよ。赤羽ちゃん、ベッシーに急に呼び出されたら、エプロン付けたままで行っちゃうぐらいだもん。
<リアル船越>
マンハッタンを訪れて、「サイン、飾ってないんだね…。」と残念そうな船越さん。相談って何かと思ったら、「妻に内緒でリボンの騎士のDVDボックス(三万円)を買うか否か。」ってそれ、現実の話じゃん!(かなりの漫画好きらしい)
<ベッシーの最低男っぷりが見事だ>
「正直に言います。今日僕は千倉先生と食事の約束をしていました。だけど迎えに行ったら、先生は他の男と一緒だった。僕はなんかムシャクシャして、気づいたら君に電話かけてました。だって、一人でいるのがたまらなかったんだもん。ごめん、誰でも良かった。ごめん。誰かそばにいなきゃだめなのは、僕の方だった。ごめんなさい。」
「ベッシー、正直すぎるよ…。そこまでぶっちゃけられたら私、なんなの?って話じゃん。」
「だって、言えって言うから。」
「にしてもさあ!大人だったら相手に対するなんつうの?思いやり?あるでしょう?ぼかすところはぼかしてよ。それが大人のアレでしょ、美徳?あんたいくつよ、30でしょ。考えてから喋ってよ。」
「ごめん。やっぱりダンスにしとけば良かったかな。」
「そういう問題じゃないの!ていうか、今の話ダンスにできんの?」
「やろうと思えば…、できる。できる。」
「もういいよ!」
キョンキョン、ガム丸見えの熱演!なんか私、ここまで言われると、逆にちょっとベッシーがかわいく思えてしまったりして…。いかんな。
この寝姿最高。
<忍っちは妻夫木ファン?>
すっかり女の子になってしまった忍君。原ちゃんと写真集(?)見ながら大騒ぎ。
「キャーヤバい!妻夫木ヤバい!」
「もっとヤバいのあるよ。」←原ちゃん、一体どんな??
「いやぁーヤバい!ヤバすぎ!」←ど、どんな??
女装より、ウエイターの格好の時の方が色っぽい気がするんですが。
<どーん!て>
悩む店長に脳内で話しかけてくるコロンボ…と思ったら、なぜか途中で喪黒福造に。これ、松尾スズキの声?モノマネうまいね。
<忍っち、ウエイトレス二連発!>
わざとスプーン落として拾わせて、スカートをのぞき込む土井垣さん。このエロ親父!ってまあこれは店長の妄想だったんだけど、↓
本当にこの格好で出てきた時も、結局スプーン落としてたよね、土井垣さん。その後もやたら忍っちの肩に手置いたり、今回あまり出番はなかったけど、細かいところで土井垣さんがいちいち面白かった。
<船越に乗っ取られたマンハッタン>
店長が気を失ってる間に、なぜか船越さんがカウンターに。「船越ブレンド」まで作ってるし、あの赤羽さんが「おいしい」って飲んでるし!そりゃショックだ!土井垣さんに「顔色が土器のようになってる」って言われるはずだ!
<店長の書き置き>
で、こんなものを残して出ていった店長。みんな一目見るなり「自殺?」って決めつけてるよ。「借金だね。」とか「でなきゃ女ね!」とか。
<出るに出られない>
実は奥に店長がいるのに、みんな噂話で大盛り上がり。忍っちまで、「私のこと、ずっと見てたし…。正直、私も店長の気持ち、重いっていうか…。」とか言ってますよ。んで状況が飲み込めないベッシーが、「忍君て女なの?ええ?ええ?」って驚いてるとこ面白かった。土井垣さん「常識だよ!」って得意げにまた。
<忍っち再現フィルムキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!! >
猫背さん最高。凄く良かったので三枚もキャプしちゃいました。初体験の相手の家庭教師、金子昇かよ!「ホット、ホッター、ホッテスト!」つーか忍っち処女じゃないのか…。なんかいやーん。んでふられた時にアイスクリーム出してくれた店長に惚れたと。
<神出鬼没の船越!>
…という話を聞いていたら、
「で、その大学生は何大学なの?」
「船越さんいつからいたんですか!!」
おもろい、あーおもろい。「それに第一、彼が犯人だとすると…」とか言い出すし。
<まとめ買いすればいいのに…>
「あの人つけひげだったの?」
「ええ、週に一回新しいの買いに行ってました。」
で、散々みんなで大笑いして盛り上がってると、赤羽ちゃんが「いい加減にして!あの人いい人なのよ!」となぜかキレる。あの説教は店長だと主張するのだけど、みんな「ありえな〜い!」。うーん、他の人はともかく、忍っちは気づいても良さそうだと思うけどなあ。
「店長とつき合っちゃえばいいのに」と言われ、「やだ、やだ、やだやだやだやだやだ!!!!!」と絶叫する赤羽ちゃん。店長「今やだって何回言った?」。
<意味わかんねえ!>
忍っち「あ、そういえば店長、赤羽さんの事好きみたいでしたよ。」と言ったあとのこの顔。塚本君、どういう意図なんすか?
<謎の中年男>
で、またいつの間にかいた忌野清志郎。なぜか店長の兄と名乗り、店長の名前が「八反万次郎」だとか、「よく泣いてよく食べる子でした。」とか言い出す。でも本当の兄じゃないし、店長の名前は八反万次郎じゃないらしい。うーむ、予想の裏をかいてくるなあ。清志郎は自分から松尾スズキに出演したいって言って来たらしいけど、逆にこんな役で良かったような。だって本筋に何の関係もないじゃん?凄く無駄な感じでアホらしくていいな。
<駅名が「栃木野村」…>
「はいはいはい、男の人の胸ってやわらかーい…っておっぱいかよ!」
この切り返しが、酒井若菜の真骨頂。
<カリートだあ!>
このワンちゃん、「ぼくが地球を救う」でウッチャンが飼ってたカリートだよね。金子昇やホリケンといい、このドラマからのゲスト多し。(磯Pつながり)
<だーりだー!お湯使ったのはー!!>
エモやんのお父さんがきたろう。カレー道場温めてたお湯でコーヒー入れてるよ!みんな「んだんだ」とか言って凄い訛りだったし、やたら田舎を強調されてたけど、栃木の人怒らないんでしょうか。ちなみにあの駅は小湊鉄道(千葉)だと思います。
<店長が普通に喋ってる…>
ヒゲのない松岡君はかっこいいね。足長いなー。しかし「生姜焼き定食のライス抜き」って。
<相撲かよ!>
「店長が生きてた!」とベッシーが告げに来ると、なぜかイボリーと相撲をとってる赤羽ちゃん。これも先週の「赤いトレーナーの女ウエハース盗み食い」と同じく、全く脈略なくてウケる。
<船越、店長化>
なぜか心の声で喋り、台本に相関図まで書き出す船こっさん。「いま何待ち?」って先週も出てきたよね。
<笑った!とにかく笑った!>
「ウエハース買ってくる!」と飛び出す船こっさん!猛烈ダッシュでモミアゲが取れる!そう来たか!
この笑顔!!!(はてなダイアリーで「あれはパネルだった」とか書いちゃったんですけど、見直したらちゃんと動いてました。でもなんか薄っぺらいというか、変なんだよなあ。合成なのかな。)
新幹線乗ってたのに、なぜ走ってくる!!汽笛の音までさせて!
<一方、赤羽ちゃんとベッシーは>
「こないださ、みんながからかったでしょ。君が店長の事を好きって。ねえ、どうしてあの時言ってくれなかったの?私は、ベッシーが好きって。」
「あの時ね、はっきりわかったんだ。僕は君の事、本気で好きになり始めてるって。」
うわはははは。「キープ女」に他の男が現れた途端、ジェラシー感じて気になり始めたか!ベッシーわっかりやすー。つーかイボリーには妬かないんだなやっぱり。店長ミステリアスだしねえ、赤羽ちゃんはやっぱそういうタイプに引かれやすいんだろうなあ。
そして二人でダンス!かわいかったー。この辺とかちょっとピンクレディーチック。「君は薔薇より美しい」といい「ハリウッドスキャンダル」といい「魅せられて」といい、ここんとこマイブームの70年代後半の歌謡曲がたくさん出てきて嬉しい。ほんと、好きなんですよこの辺。
<いいこと言うじゃん、船越>
「カップや豆がどうとかサインを飾るとか飾らないとか、そんなものはこだわりじゃあない。自己満足だ。コーヒーがうまいかまずいかなんて、実は客の気持ち一つで変わるもんなんだよ。人間だって同じだ。男だとか女だとか、そんな事にこだわる前に、もっと大切なものがあるはずだ。」
なにげにサインにこだわってるとこが笑えるんだけど。
<で、東京に帰る事にした店長>
ドアを開けたらそこに忍っちが。抱きしめる店長。えええ??
うわー!大変だー!どうしよー!…って私が焦ってもしょうがないんだけど。でもねえ、正直これはキツかったっす。手で顔を覆いたくなりました(でも指の隙間から見る)。まあ結局予想通りちゅーは寸止め、ってことで。
「私は君を従業員として、いや人間として愛してる。」
「私の恋人は、コーヒーだ。これからもよろしく頼む。」
かっこいい!
<今週のCGコーナー>
相合い傘の二人に、キラキラコーヒー豆が降り注ぐのでした。
<サインが!>
そして無事店長は帰って来て、忍っちは元通りウエイター姿に(今後はこれで行くんだよね?)。「軽井沢」の画面から店長をじっと見る船越さん。視線を上に向けると…。
テレビの上にサインが飾ってあった!うまいですねえ。
今まではいつも最後に「ええ〜!?」って衝撃のシーンで終わって、次回につづくって感じだったのが、今回は丸くおさまっちゃって、まるで最終回のようでした。クドカン曰く、来週以降は毎週最終回でもいいような展開らしいです。ってどんなんだよ!予告のジェンカのシーン、見事にABC順に並んでましたね。しかもA←B←Cという向きで。エモやんもいたので、東京に戻ってくるのかな?